背中を押してもらった出来事
先週、家で声楽家の方のピアノ伴奏合わせをしていました。
そしてその方の旦那さま(声楽家でオーストリアの方)がふと、これは何ですか??とライアーのケースを見ておっしゃるのです。ライアーのケースにザーレムとドイツ語文字が記載されているのにご興味を持ってくださったのですね。(オーストリアもドイツ語です)
取り出して演奏するとさらに興味を持ってくださって、歌の伴奏に是非弾いて欲しい‼︎とおっしゃるではありませんか。そして次々と、あの曲が合う、この曲にもピッタリ!、とイメージを膨らませて、話があっという間にまとまり、来年末にご夫婦のアリア、日本の歌曲数曲にライアーで伴奏、さらにソロ演奏もさせていただくことになりそうです。
いつも私が弾いているライアーはソプラノライアーなのですが、この出来事の少し前、ライアーの中低音についてもっと知りたいし、演奏で取り組みたいなぁと思いを巡らせていた矢先での出来事だったので、背中を押してもらったかのようなタイミングでした。アルト(テナー)ライアーはソプラノとは違った音作りがあるのでしょう。
そして音量的に小さいながら、ピアノとは違ったライアーならではの歌の伴奏、いいえ、ライアーだからこそ表現できる歌との共演があるはず、面白そうな課題がまた一つ増えました。