高知へ

高知に帰りました。
両親が高知県の安芸市出身なので、子供の頃は毎夏家族で新幹線と船(瀬戸大橋が出来る前までは船で岡山から高松を渡っていたのです!)で帰っていました。いとこたちと河に潜り、小さい槍のようなもので鮎やゴリを捕る(ひょっとして今は違法⁉︎)のはそれはそれは楽しく、うなぎが目の前を横切ったこともあります!小さな商店でアイスクリンという高知のサラッとしたアイスクリーム(祖母はケーキと呼んでいたっけ)を食べたり、団地住まいだったので、庭でゴミを燃やせることすらワクワクしたものです(これも今は無理?)田んぼのそばだったので夜は蛙の大合唱でした。

中学生の頃からだんだん間隔が開いていって、最後は2008年の祖母の葬儀の時。

今回2泊3日と駆け足でしたが、父方と母方のお墓参りも出来ました。懐かしい人たちとの再会、美味しいものもいただき、色々な記憶も甦えってきて、とても良い時間を過ごすことが出来ました。
記憶にある景色と変わっているところもあるけれど、象やラクダに似た山は健在だったし、海なし県埼玉に長く住んでいるので、浜でのんびり海を眺めているだけでもとても心が洗われます。そして土佐弁の響き。
高知の安芸市は出生地。私自身はここで育ち生活をしたのではなくても、特別な思いがあります。自分の根っこの一部はここにあるんだな…という気がします。

安芸市は、童謡の浜千鳥を作曲した弘田龍太郎を生んだ町でもあります。
氏のご母堂様は一絃琴の名手でもあったそうです。竪琴であるライアーと琴!繋がりで嬉しくなってしまいました。
優しくて大らかな、少し哀愁のあるメロディは、ライアーにもとても合う気がします。

また帰って来れますように!