主よみもとに
先日は、カトリック系のキリスト教のご葬儀でのお仕事でした。
といっても、教会ではなく、葬儀社さんの会場でのお式。
神父様との打ち合わせでは、聖歌(プロテスタントでは讃美歌)は皆で歌わないとのこと。
このようなことは時々あって、故人様だけがカトリック信者の場合や、家族が信者でも、親戚がそうではない場合など。
今回は、無宗教の音楽葬とも違う、潅水、献香(実は初めて拝見しました)、福音の朗読、司祭の話など、カトリック教会の葬儀、告別の流れに乗っ取った格式のあるお式。
ご葬家、神父様とも、曲は雰囲気でお任せでお願いしますとのことでしたので、良く知られたクラシックを中心に、歌わないとはいえ、故人様の為に聖歌は弾いて差し上げたい!と思い、『慈しみ深く』『主よみもとに』の2曲を演奏しました。
私、聖歌、讃美歌は結構好きなんですね。本当に、清らかで美しいなぁと思います。
なかでも、『主よみもとに』は天上のメロディではないかと思ってしまいます。
この曲は、映画の【タイタニック】の1シーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
冷たい海に沈みゆく船で、最後まで演奏を続けた楽団が演奏していたのはこの曲でした。
自分自身は全くの無宗教で、実家、義実家とも仏教ですが、宗派はなんでしたっけ?という感じです。
でも、人智の及ばない存在のようなものはいると信じています。
どちらかというと、自然信仰?に近いのかな…という気もします。