演奏と呼吸の話
演奏する時、呼吸って大事ですというお話です。
歌や、管楽器は必然的に【息を吸う、吐く】をしないと成り立ちませんよね。でも、ピアノやエレクトーンは、極端なはなし、息を止めても打鍵さえすれば音は鳴ります。鳴ってしまうのです。
①息を止めて丸々一曲弾くなんてことはないでしょうが、部分的には結構無呼吸になっていることがあるなぁ、とレッスンをしていて思います。
例えば、「ここのフレーズ、いっつも間違えるなぁ」「ここ気合を入れて弾かないとミスっちゃうところだ!」「あ、間違えた!」「あれ?今どこ弾いているんだっけ??」など焦って弾いていらっしゃる時なんかは、息を止めていることが多いようです。
あとレッスンではどうしても緊張しがちで、そんな時は、呼吸が浅く短く速くなっているようです。「家ではもっと上手に弾けるんです・・・!」お気持ち、よーく分かります。
私も自分自身がレッスン受けるとそうなりがちですから😅
②弾いていて肩が上がってきてしまう生徒さんに、息を吐いてみて〜!というと肩が下がって力みがなくなることも。
吸う→緊張、吐く→弛緩
③鍵盤を弾く人につい忘れがちな息使い。フレーズとフレーズの切れ目で息継ぎをしていますか?
豊かに響く𝒇𝒇を響かせたい時、息を止めて力任せに打鍵してないでしょうか?
途中からテンポがどんどん速くなってしまうのは、焦って呼吸も速くなっているのも原因かもしれませんね。
①、②、③に共通するのは、気持ちに余裕がなくなってしまう事かと思います。
弾く前に、ふーーーツと長〜く息を吐く、喉や舌の力を抜く(緊張すると無意識にここに力が入ってしまうそう)
フレーズを意識して歌いながら声を出して弾くなどして、是非、呼吸と共にリラックスして音楽を楽しんでみてくださいね。