ウィーン旅行③
今回、旅行の第一目的は1日目のエリザベート野外コンサート。
まずこのチケットを押さえて、せっかくウィーンに行くのだから!
と他のコンサート等の情報を調べてみると、
滞在中、ウィーンはジャズフェスティバルというイベントウィークで、
様々な場所でジャズライブを開催しているらしい…
その中になんとオペラ座でのライブもあることがわかり、
これはこの機会に行かねば!とチケット予約。
ミュージシャンはOmara Portundo キューバ音楽。
このジャンルは詳しくないけど、きっと楽しいに違いない!と期待に胸が高鳴ります。
国立オペラ座 ウィーン・ジャズ・フェスティバル
初めてのオペラ座。通常はオペラやバレエを上演しているところですね。
おそらく、いつもよりもラフな格好のお客さんが多かったのでは?(といっても短パンにTシャツみたいな服装の人は見かけませんでしたが)
女性はワンピーススタイル、男性は襟付きのシャツ、ジャケットを手にしている人も多かったです。
開演までホワイエにはたくさんの人がシャンパンを片手に談笑しています。
そんな中、私はお酒が飲めないので、コカコーラにチョコという、普段ならあり得ない取り合わせで
その場の雰囲気を楽しみます(笑)
19:30 ピアノトリオからライブがスタート。
このピアニストの演奏がものすごく良くて、ライブ終盤まで釘づけに。
超絶技巧をサラッとクールにキレッキレに演奏。こんな風に私も演奏したい
帰国後、調べたら、Rolando Luna(ロランド・ルナ)というキューバ出身のピアニストなんですね。
日本でOmara(オマーラ)と一緒に来日したこともあるそうなので、またライブに来て欲しい!
オマーラは、なんと88歳!!大歓声の中、ロランドにエスコートされて舞台に登場。
声の艶、伸びが80代後半の方とはとても思えない!
深くて、安定していて、いつまでも聴いていたい歌声です。
そうか…ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのボーカリストだった方なんですね。
お客さんの盛り上げ方もチャーミングで茶目っ気があって素敵、そして結構歌わせます(笑)
この曲も歌っていました。
アンコールの『ベサメムーチョ』では、もっと大きい声を出せ!と煽ります。
あっという間の2時間半のライブ。私の前にいた、おそらくイタリア人の60代くらいのご夫婦、
奥様が終始ノリノリで心から楽しんでいるその様子がまたなんというか素敵でした。
自分もこんな風にいくつになっても音楽を心から楽しんでいたいなぁ、
演奏するのも、聴くのも、そしてレッスンするのも。
音楽の街ウィーンで、ミュージカル音楽、クラシック、ジャズを
心から楽しんだ3泊5日でした。(体力的にはきつかった…)