脱力を考える②

エレクトーンは鍵盤がピアノのように重くないから手を傷めない。これは大きな誤解があります。
確かに鍵盤はピアノのような重さはないので楽に弾けると思いがちですが…

エレクトーン演奏は、基本は右手を上鍵盤、左手を下鍵盤に、右足をエクスプレッションペダル、
左足をベース鍵盤に準備します。右足は音量を調整したり、レジストを変える動き、
左足はベース音を弾くのに動かすので、身体を支えるのは腰と腹筋になります。
楽器演奏はどれもそうだと思いますがエレクトーン演奏も体幹をしっかり使います。

椅子の座り方に問題があったり、イニシャルやアフタータッチをつけるのに
前腕を固く緊張させたままでずっと弾いていたり、
特に左手ですが、バッキングの連続(和音の連打)で手首がくの字・逆くの字になったまま
緩めることが出来ないでいると痛めてしまいがちです。

楽しくて始めたエレクトーン、弾きすぎて身体を傷めてしまっている方は、
身体を固めたまま弾き続けていないかちょっと気にかけてみて下さい。