脱力を考える

力を入れる、力を抜く、どちらが簡単だと思いますか?
ピアノ、エレクトーンを演奏していて、腕や肩、腰が痛くなってしまう…
これは残念ながら余計な力が無意識に入ってしまっている状態です。
この無意識というのが厄介なんですよね。

全身の力を抜いた状態では楽器は演奏出来ません。
そもそもピアノやエレクトーンの椅子に座り、鍵盤に手を載せるという状態は、
どこかしらの筋肉を使っているからこそできること。
大事なのは効率良く、省エネで身体を使うこと。
筋肉は収縮と弛緩の動きがありますが、緊張したり、無意識に力が入っているとき、
ずーっと収縮状態になってしまいます。
その結果、腕が痛くなったり、背中が凝ったり…と様々な症状が出てしまうのです。

脱力は実はプロと言われる演奏者、講師もなかなか難しく、
腰や腕に爆弾を抱えたまま活動されている方もたくさんいます。
私も身体の痛みに随分悩まされてきました。
この痛み、弾きたいのに身体を休ませるべく弾けないもどかしさ。焦り。
生徒さんはこんな痛みと気持ち味わってもらいたくないです。

ちょっとした身体の意識づけ、思考の転換で身体を緩める、脱力はしやすくなります。
効果的なアドバイス、わかりやすいアドバイスが出来るよう私も勉強中です。