コード GとG₇の使い分け
先日、幼稚園の先生をされている生徒さんが、園で歌う、ハ長調の曲のメロディー譜を持ってこられました。
その時、こんな疑問を投げかけれました。
なんでGとG₇があるんですか?
GとG₇、似ているのでどっちを使っても良い気がしますよね。(※正確にはドミナントにおけるGとG₇)
Gは3つの音で構成された3和音、ソシㇾ、ですね。シレソと、ㇾソシも同じGですよね。
G₇はソシファ、シファソと弾くことが多いのですが、実はソシレファという4つの音で構成されています。
G₇においては、ソから数えて5番目の音、レは省略することが多いですが、ソから数えて7番目の音であるファはなくてはならない音です。そして、ファの音はミの音に行きたがる性質(解決する)があります。
そしてここが大切なのですが、7番目の音のファはメロディと伴奏では重複しないようにしましょう、というルールがあります。
その為、メロディにファの音が含まれているときのコードはG、含まれていないときはG₇も、Gもどちらも使うことができるんです。
GとG₇、使用例
キラキラ星をみてみましょう。
ドドソソ ララソー ファファミミ レレドー
コード付するとこうなりますよ。
ドドソソ(C) ララ(F)ソー(C) ファファ(G)ミミ(Ⅽ) レレ(G₇)ドー(Ⅽ)
GとG₇の使い分け、お分かりいただけましたでしょうか。
是非、弾いて、耳で聴いて体得してみて下さいね。